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関わったすべての人の野球愛が感じられる「モモト的野球本」誕生

2018年5月1日

沖縄の文化をワンテーマで掘り下げていくビジュアルマガジン「モモト」の2018年春号が発売中。

今号の特集は「野球が好き!」。高校野球に関して作家・松永多佳倫氏曰く「沖縄が新興勢力として全国から俄然注目される」ようになり、毎年2月にはプロ野球の多くの球団がキャンプに訪れる沖縄は、“野球王国”と称しても過言ではない。そんな沖縄における野球を、モモトとして真剣に向かい合った内容になっている。

巻頭は、昨年、78歳にして処女写真集を発売した宮城ヨシ子氏が、「野球」をテーマに写真を撮り下ろしている。写真集同様、切り取り方、アングル、そして被写体の表情の引き出し方…まさしく、ヨシ子さんならではの写真の連続に、見ているだけでも楽しくなる。そんなヨシ子さんの写真に、最近長編を書き下ろした28歳の若手作家・湧上アシャ氏が文章を添えた。

続いては、沖縄プロ野球界のレジェンド的存在・安仁屋宗八氏にクローズアップ。井田佳明氏の印象的な写真から幕を開けるそのインタビュー特集は、わずか5ページに凝縮されてはいるものの、安仁屋氏の人柄から沖縄の野球人への愛情まで、読み手にしっかりと伝わってくる。

そして、野球ギャグマンガとして単行本全58巻という驚異的人気を誇った「わたるがぴゅん!」の作者・なかいま強氏と、自他共に認めるマンガ好き、MONGOL800・高里悟氏(「高」ははしご高)のスペシャル対談、横浜DeNAベイスターズの嶺井博希氏ら、沖縄出身の現役プロ野球選手へのインタビューなど盛りだくさん。

モモトらしさの極め付けは、「沖縄と野球」の中の「沖縄野球史年表」。1894(明治27)年に、沖縄県尋常中学校(現在の首里高校)の生徒が修学旅行で訪れた第三高等学校(現在の京都大学)で野球に出合うという、沖縄県民にとっての野球との出合いから、2018年に沖縄電力の野球部が日本野球連盟九州地区2017年度優秀チームに選出されたことまでを網羅している。

その反面、菓子メーカーのカルビーの協力を仰ぎ、プロ野球チップスのおまけ「プロ野球カード」の沖縄選手年鑑を入れ込むなど、柔らかい企画も盛り込むのが編集長・いのうえちず氏の真骨頂。

沖縄の野球ファンのみならず、沖縄の野球データ本として、読み物として、あらゆる欲求に応じる1冊となっている。

「モモト」(Vol.34)
発売中 1,080円(税込) 編集工房東洋企画