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文化人が沖縄を愛した理由を「モモト」的考察で解き明かす

2018年10月22日

毎号ワンテーマで沖縄を紹介する季刊誌「モモト」の36号が、現在、発売中。

今回の特集は「あの人が愛した沖縄」。県外出身の文化人たちの目を通して、琉球や沖縄に迫っていく。

筆頭は、ジャーナリストの筑紫哲也氏。筑紫氏は、1968年から1970年まで、朝日新聞の特派員として沖縄に赴任した。後に、筑紫氏に「記者としての転機を迎えた」とまで言わしめた沖縄での体験が、生涯沖縄を問い続ける原動力となったことは、想像に難くない。

そんな筑紫氏と親交のあった、バンド・マルチーズロックのボーカリスト・もりと、エッセイスト・宮里千里氏、ミュージシャン・大工哲弘、古謝美佐子、そして、TBSテレビの佐古忠彦氏が、当時を振り返る。

アーティスト・宮沢和史は、音楽、とりわけ“民謡”を通して、沖縄を愛している一人。「くるちの杜100年プロジェクト」と題して、三線の竿(ネック)になる部分の材料を守り育てる運動を進めるなど、音楽だけでなく、楽器の面からもサポートを行っている。

そして、近年、沖縄に移住し、「モーアシビー」と称するイベントを通じて、沖縄とアートの化学反応を楽しむアートディレクター・信藤三雄氏が登場。信藤氏と親交のある著名人をゲストに呼ぶことで沖縄にどんどん刺激を与え、クリエイトしていくことやアート活動が、沖縄でどんな変化を生むのか、沖縄県民のワクワク感はもちろん、信藤氏自身が楽しんでいる姿が印象的だ。

ほか、娯楽小説で琉球を世に広めた作家・曲亭馬琴、人頭税の廃止を声高に訴えた探検家であり政治家の笹森儀助、沖縄文化研究で功績を残した鎌倉芳太郎らを紹介する「モモト的文化人列伝」、映画、民藝の面からも沖縄にアプローチしている。

「モモト」がこの特集で表現したかったことは、恐らく、表紙の裏、編集業界で“表2(ひょうに)”と称する場所に綴られた2行の言葉に集約されるのだろう。文化人や研究者だけでなく、沖縄を訪れる現在の観光客にも、総じてこの言葉が当てはまれば、沖縄の未来は明るい…そんなことを想起させる1冊に仕上がっている。

「モモト」(Vol.36)
発売中 1,080円(税込) 編集工房 東洋企画