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「モモト」最新号で守っていくこと&守るべきものを考える

2019年11月7日

沖縄を1テーマで表現するビジュアルマガジン「モモト」の、2019年秋号が発売中。

今回の特集テーマは、「難題か、命題か。『継承』を考える。」。時を超えて受け継がれていくさまざまな物事をリポートする。

巻頭では、沖縄県内各地に残る祭事の中でも、南城市・仲村渠(なかんだかり)エリアにて行われている「アミシヌ御願・綱曳き」をピックアップ。

琉球の稲作の発祥地とされる仲村渠だが、稲作の風景が絶えて久しかった。そんな中、地域の若者たちが「稲作会」を立ち上げ、稲作の復活に動く。

手始めとして、最初の目標に綱曳きの綱に使う稲わらを作ろうという目標のもとスタートし、少ないながらも、ついに自分たちで育てた稲わらで綱打ちをするまでになった。まさに、「伝統が残ることで、そこに人が集う」瞬間となった。

そして、昨今の沖縄経済の大きな課題である「事業継承」もピックアップ。戦後創業の企業が多い沖縄では、地域に事業継承の事例やノウハウが少ないのが現状。「3〜4年後に大廃業時代が来るかもしれ」ないと警鐘を鳴らし、そんな中で倒産の危機から急成長を遂げている「上間天ぷら店」の二代目・上間喜壽(うえま・よしかず)氏、スタッフから経営者となった「ゆいまーる沖縄」の鈴木修司(すずき・しゅうじ)氏、M&Aによる事業継承を成功させた株式会社谷水(こくすい)ホールディングスの代表取締役・西平守利(にしひら・もりとし)氏と株式会社沖縄浄管センターの取締役相談役・座間味唯康(ざまみ・ただやす)氏を紹介。

上間天ぷら店の上間氏は、「経営は、幅広い知識や経験がないとできない専門職」にもかかわらず、「日本では現場の習熟者が現場の延長線上で社長になっている。それは間違っている」と断言。コザ信用金庫の調査によると、「親族や従業員などへの事業継承を検討している」という企業が68.6%という数字を見ると、以下の考え方が全てではないものの、県内企業も「受け継ぐ側も渡す方も覚悟を持ってやる」(上間氏)という点が足りないのかもしれない。

ほか、お墓の継承、相続、コミュニティと地域の自治会についても検証していく。

それぞれ自分たちの置かれた立場で、伝統・文化をはじめ、さまざま守っていくこと、守っていかなければならないことを考えるきっかけとなる1冊になっている。

「モモト」(Vol.40)
発売中 1,000円(税別) 編集工房東洋企画