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初演から300周年を迎えた「組踊」を総力特集!

2020年1月7日

沖縄を1テーマで表現するビジュアルマガジン「モモト」の2020年冬号が発売中。今回は、2019年に初演から300周年を迎えた「組踊」を特集している。

巻頭は、宮古諸島の1つ、多良間島で。旧暦8月に行われる「八月踊り」を紹介。琉球王朝や首里のイメージが強い組踊が、多良間島では、ここならではのスタイルで受け継がれている。「八月踊り」でその演目が踊られるのだ。

かつては独特のスタイルに批判の目が向けられたものの、専門家同士の丁丁発止の末、多良間島のスタイルが存続することになったという。モモトは「シマから目線」と定義し、豊かな島の文化の存続に敬意を評する。

組踊初演から300周年を迎えた2019年。浦添市の「国立劇場おきなわ」で、演出などをなるべく王府時代の「御冠船芸能」に近づけた研究公演が行われた。

“御冠船”とは、王府時代に琉球王を任命するために中国から冊封使と呼ばれる使者が来るのだが、その際に乗船する船を指す。その冊封使をもてなすエンタテインメントとして組踊が披露された。

資料を基に舞台も、約8m四方の本舞台と下手後方に架けられた橋掛りのみ。現在の組踊では歌唱と器楽を担当する地謡(じうたい)にはない「鼓」も加えられ、「からくり仕掛け花火」も再現された。

ほか、組踊研究をしている鈴木耕太氏に組踊の歴史や社会的背景を聞く「専門家に聞く!組踊上演史のいろは」、組踊の脚本創作に取り組んでいる芥川賞作家・大城立裕(おおしろ・たつひろ)氏や伝統組踊保存会会長・眞境名正憲(まじきな・せいけん)氏へのインタビュー、男性中心の組踊界で活躍する女性実演家の紹介も。

王府時代の組踊から、地域に根付く組踊まで、まさにトビラに記された“「自分たちのエンターテインメント」となったこと”で根強く受け継がれた、沖縄における組踊の魅力を堪能できる1冊となっている。

「モモト」(Vol.41)
発売中 1,000円(税別) 編集工房東洋企画