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【映画】『天の茶助』の松山ケンイチが沖縄で神様と出会った!?

2015年6月27日

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SABU監督の新作映画『天の茶助』が、6月20日、沖縄での公開初日を迎えた(全国公開は6月27日[土])。同日、北中城村(きたなかぐすくそん)のシネマライカムで舞台挨拶が行われ、SABU監督をはじめ、松山ケンイチ、大野いと、玉城ティナが登壇した。

『天の茶助』は、SABU監督が自ら書き下ろした同名小説が原作。地上に住む人間の運命が、天界に住んでいる脚本家たちの書くシナリオに左右されている世界が舞台。その脚本家に仕える茶くみ係の主人公、茶助(松山)が、1人の女性に好意を抱き、シナリオによって死に導かれる彼女を助けたい一心で地上へ降り立つというストーリーだ。第65回ベルリン国際映画祭でコンペティション部門に出品上映された。

松山は「『うさぎドロップ』以来4年ぶりですが、改めてSABUさんのすごさと現場の楽しさを味わえて幸せでした」と前置き。続けて、「全編沖縄ロケなので、1カ月くらい沖縄市にいたんですが、地元の方の協力なくしてはできない映画でした。感謝しています。また、SABUさんから見た沖縄がすごく独特な風景で、この映画は地元の皆さんにどういう風にとらえられたのかなぁ、と思っています」と話した。

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また、口のきけないヒロイン・ユリを演じた大野は、「自分は話をして生きてきたので、台本を読み込むほど『この人はどんな気持ちで毎日生きてきたんだろう?』と感じ、そこを埋めるのが大変でした。ユリは男性のことを好きになれるのか、恐怖心はないのか、などと思っていたのですが、実際に現場に入って、一緒に演技をしていくうちに茶助を好きになることができました」と、難役を演じ切った感想を。

さらに、観客をハッとさせた印象的なラストシーンの演技指導について聞かれ、「監督からは『大げさにしないでくれ』と言われました。でも、そこにユリというキャラクターが表されていると思ったので、素直に演じようと思いました」と撮影を振り返った。

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茶助の妹・茶子を演じ、銀幕デビューを果たした地元沖縄出身の玉城は、「映画の仕事はいつもの仕事と全く違っていて、皆さんが何日も滞在している間に、私が後から来て急に現場に入る感じだったので、緊張しました」と当初の感想を。劇中で披露した土佐弁については、「茶子のキャラクターが独特なので、もう土佐弁じゃないと成り立たないような感じでした。CDなどを聴いて、土佐弁を勉強しました」と役作りの過程を語った。

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そして、SABU監督は沖縄先行公開を迎え、笑顔で「気持ちいい!」とひと言。「今までベルリン映画祭には8回出ましたが、コメディー色が強いものばかりだったのでコンペに入ったことはなかったんです。今回は世界から選りすぐられた19本の中に入り、大トリにもなり、30分で2,000席が完売しました!」と話し、「イタリア、トルコ、ハンガリー、台湾など10数カ国での公開も決定しました。単純な上映ではなく公開っていうのがね、いかに俺がすごいかを表してるよね」と茶目っ気たっぷりに話した。

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沖縄の印象を聞かれ、SABU監督は「もう4年も住んでるし、かねひで(沖縄のスーパーマーケット)なんかも行くよ。ゆしどうふ最高! あと、あまがしも好き」と、すでに地元に溶け込んでいる様子。

大野は「海と沖縄ぜんざい。内地にはないんですよ~」と沖縄の食べ物ネタが続く。そして、玉城は「普段は東京にいるので、帰って来るとすごくホッとする。このゆったりとした空気感ですね」と、沖縄の良さをしみじみと語った。

松山は「最初に沖縄に来た時は、(沖縄)美(ちゅ)ら海水族館の獣医の役だったので、沖縄といえば『フジ(世界で初めて人工ヒレをつけたイルカの名前)』でした。最近亡くなってしまったんだけど、イルカにしては大往生だったし、『天の茶助』の撮影中に会うことができたから良かったです」と語り、「今回の撮影の時に、神様みたいな人がいたんです。昼間は道端に寝っ転がって、笛を吹きながら撮影現場に遊びに来て。もしかしたら『この人、神様の分身なんじゃないかな』って感じるところがあって。1回だけ話したんですけど、『おめぇ、俳優やってるんだって? なかなかいいよ』と言われたんで、それが励みになりましたね」とディープな沖縄体験を暴露した。

最後に松山は「映画のところどころに街宣車が出てきましたよね。あのアナウンス、聞き取れました?」と客席に向かって質問。客席が首をかしげている様子を見て、「じゃぁ、聞き取るために2度でも3度でも観に来てください。SABU監督はそういうところにいろんなものを隠しているので、角度を変えて観ていただければ、より深い作品として皆さんの心に届くと思います。家族やお友だちを誘って、また観に来てください」と、隠れた見どころを紹介した。

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