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南の島のナイチンゲール・眞玉橋ノブの絵本が無料公開中

2019年11月29日

“南の島のナイチンゲール”といわれた看護師・眞玉橋(まだんばし)ノブ氏の半生を描いた絵本「すくぶん-南の島のナイチンゲール 眞玉橋ノブ物語-」が、現在、無料公開中。

眞玉橋氏は、沖縄・那覇市の首里出身の看護師。1985年、看護師に与えられる世界最高の栄誉「フローレンス・ナイチンゲール記章」を沖縄県の出身者として初めて受賞した。

1985年5月、美智子妃殿下(当時)からナイチンゲール記章を受ける眞玉橋氏/©日本赤十字社

1945年の沖縄戦ではひめゆり学徒隊を率い、戦後復興の長い道のりにおいては、類まれな博愛と献身の精神で沖縄と近代看護の再建に尽力し、その発展に生涯を捧げた。その生き様は、沖縄看護の母、沖縄ナイチンゲールと親しまれた。

戦後コンセット型兵舎の病院内で眞玉橋氏から戴帽を受ける看護婦たち(1951年頃)

このたび、終戦75周年を記念して、眞玉橋氏の半生を描く絵本「すくぶん-南の島のナイチンゲール 眞玉橋ノブ物語-」を、非営利型一般社団法人眞玉橋ノブ研究所の公式サイト「Mother Nurse」にて無料公開中。「すくぶん」は、沖縄の言葉で「役割・使命」を意味する。

物語は、1945年、「鉄の暴風」と呼ばれるほどの激しい砲弾が降り続いた沖縄戦からスタート。眞玉橋氏はその戦場の最前線で、陸軍病院の看護婦長としてひめゆり学徒とともに不眠不休で負傷兵の看護に献身する。

「1945年5月末 沖縄陸軍病院の南部撤退(絵本「すくぶん」より)」

戦後、蔓延する感染症の恐怖に立ち向かいながらもゼロから看護の再建に立ち上がる。米軍統治や日本本土への復帰など、激動の時代をひたすら島の復興と看護の再建に挑み続けた眞玉橋氏の精神を支えたのは、志を共にする仲間の医師や看護婦たちの存在と、彼女が寄り添い続けた、ある“想い”だった。

同研究所は「戦争の記憶が薄れつつある時代を迎えるにあたり、一人でも多くの人に沖縄が経験した戦争の歴史と、そこで育まれた看護の心を見つめ直していただき、絵本『すくぶん』を通じて、平和の大切さや命の尊さについて考える機会としていただければ幸いです」とコメントを寄せた。

“南の島のナイチンゲール”として沖縄の看護に貢献した眞玉橋ノブ氏の思いを、しっかりと引き継ごう。

「『すくぶん』-南の島のナイチンゲール 眞玉橋ノブ物語-」
文=眞玉橋加奈子、松岡由香子 絵=当山百合子 企画編集=松岡良幸
公開サイト:http://mothernurse.jp/