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【本】沖縄の催事を楽しく&しっかりと学べる蘊蓄満載の歳時記が誕生

2015年9月19日

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沖縄の年中行事をわかりやすいタッチで綴ったエッセイ「沖縄しきたり歳時記」(ボーダーインク)が発売中。

「沖縄しきたり歳時記」は、沖縄国際大学総合文化学部の非常勤講師で各市の文化財保護審議会委員などを務める稲福政斉(いなふく・まさなり)氏による著書。

同書は、沖縄の年中行事と、その行事で使われる道具やその意味などを、春夏秋冬の時系列に沿って紹介している。新年を祝う「ソーグヮチ」に続いて、そのソーグヮチで使用する3つ重ねの餅「ウチャヌク」を解説するという塩梅。

読み進めていくと、「どなた様もご自由に」(ジューハチヤ)、「へそくりの送金、七日間限り」(ニングヮチヒガン)、「そろそろお帰りいただきたく」(ヨーカビー・シバサシ)など、歳時記とは思えないタイトルが並んでいる。

p14-15

沖縄の行事には欠かせない重箱(ジューバク)の項では、ある若い女性がジューバクを1組用意することになり、ジューバクの数え方を勘違いして少ない数しか準備していなかったことを叱られたエピソードを紹介し、「その数えかたにはくれぐれもお気をつけください。」と結ぶなど、綴られた文章にも、筆者ならではの軽妙な語り口で読者を飽きさせない。

p102-103

それでいて、ジューバクの餅は「ひとつの箱に詰める数が十五個などの奇数になるようにして、白餅や餡餅などを詰めます」や、「現代の日本には国が公式に定めた旧暦というものはなく、毎年カレンダーに記され、今なお実際にわれわれが使っている旧暦が民間でつくられた非公式の暦」、催事の日取りを決める際に参考にする「六曜」が「旧暦がわからなければ毎日の六曜も知ることはできません」など、思わず「へぇ〜」と感心してしまうネタも満載。

「歳時記」という言葉に惑わされずに手に取れば、「クスッ」「へぇ〜」と、アッという間に1年間の催事を学べてしまう、何ともお得な1冊となっている。

また、同書の発売を記念して、9月19日(土)に、沖縄・ジュンク堂書店那覇店にて、著者・稲福氏によるトークショーが開催される。蘊蓄のたくさん詰まった、濃密な時間を過ごしてみよう。

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「沖縄しきたり歳時記」
発売中 1,728円(税込) ボーダーインク

「ボーダーインク刊『沖縄しきたり歳時記』発売記念トークイベント『沖縄のしきたりよもやま話-年中行事と供えもの-』」
2015年9月19日(土) 15:00〜 入場無料 沖縄・ジュンク堂書店那覇店 地下1階イベント会場にて開催